トラもハエも一網打尽

習近平当局 金融界に反腐敗キャンペーンのメス

 中国金融界に反腐敗のメスが入った。北京当局が株急落の責任追及を進めるなか、中国証券最大手である中信証券の程博明・総経理や複数の幹部、そして中国証券監督管理委員会の張育軍・主席補佐が、16日までに相次いで取り調べを受けていたことがわかった。

 中国国内メディアによると、中国株式市場の乱高下の裏に「身内」と外部の結託による、株式市場の弱点への攻撃に原因があるという。中信証券の副理事長には、元国家主席・江沢民派で政治局常務委員の劉雲山氏の息子がいる。同社幹部の取り調べを通じて、劉雲山氏をたたこうとする当局の意図があると、アナリストは分析する。

 金融界に反腐敗のメス

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