中国民主化への助言

故「中共元老」大将の息子、習近平に公開状 独裁政治の終結呼びかけ

中国共産党元老の一人で、毛沢東の忠実な臣下とされた故・羅瑞卿大将の息子が12月3日、香港メディア「アップルデイリー」に、共産党による独裁政権を終わらせるよう習近平国家主席に訴える公開状を発表した。

羅瑞卿大将の次男・羅宇(71)氏は「義弟・習近平君と協議したい」と題する公開状で、十歳年下で同じ「紅二代」の習近平氏に、中国の現状について自身の見解を述べた。羅氏によると、習近平政権は周永康と薄熙来らが企てたクーデターを阻止することに成功したが、反腐敗キャンペーンは「党全体が腐敗しているから既存の方法では成功しない」という。

「全員が汚職に手を染めているとき、誰があなたに協力できるだろうか。7人の常任委員のうち、1人は支持し、1人は中立の立場にいる。しかし残りの4人は失敗を待っているようだ」と警告した。

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