マッキンゼー調査:中国人「高品質商品、食品安全と健康により興味ある」
米コンサルティング大手のマッキンゼー・アンド・カンパニーがこのほど発表した1万人の中国人を対象とした消費調査報告書によると、中国人消費者が食品安全と健康に最も関心を示しており、また将来医療支出目的での貯蓄を増やす傾向が強い。
同調査は昨年9月から11月に実施されたもので、対象者1万人は中国主要44都市に住む年齢が18歳から65歳の市民。
調査結果によると、中国人消費者はこれまでの大衆的で安価な商品を購入する傾向から、有名ブランドの高級化粧品や有機食品など高価でより高品質な商品にお金を費やす傾向に変わってきている。その中でも化粧品の消費増長が最も多く、それに次いで、酒、乳製品、米、新鮮な農産品などの消費も増えている。約半分の調査対象者は買い物をする際、品質が最も良くて価格の最も高いものを選ぶことがあると回答した。この比率は数年前と比べて大幅に上昇しているという。高品質かつ高価格の商品市場では外国企業のブランド商品が主導的となっており、中国現地企業のブランドのシェアは少ない。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。