在日中国人の目から見る熊本地震「みんな冷静」
マグニチュード6.4、また7.3を観測する大地震に襲われた熊本県。余震が続くなか、災害地帯は拡大を続けており、現在のところ44人の死亡が確認され、7万人以上が避難生活を余儀なくされている。こうしたなか、政府から派遣された自衛隊、警察、消防隊員によって、熊本県では懸命な救助活動が続けられている。熊本県在住の中国人に現地の状況を取材した。
全ての家具が倒れ、車中で夜を明かした
最も深刻な被害を受けた熊本県益城町に住む中国人女性・許さんは大紀元の取材に対し、地震直後の様子をこう語った。「14日に地震が発生した時、自宅に大した影響はなかったのですが、ものが落ちてきてそこら中に散らばってしまいました。もしものことを考えて、子供を連れて避難所に行き、そこで一夜を明かしました。避難所には情報が適時届いていました」。余震が続いたため、避難所ではあまり眠れなかったという。
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広場には駐車スペースの線もなく、停車位置を指示する人もいないのに、車は自然に整然と並んでいく。こんな風景を見ると、改めて日本人の協調性の高さを感じる。