心の琴線
「あなたが私に教えてくれた」ある教師と生徒の絆
9月の新学期が始まった最初の日、5年生に進級した子どもたちに向かってトンプソン先生が語りかけた。「私にとって、あなたたち全員がかけがえのない存在です」。だがそれは、目の前に座っているテディ・ストッダードのことも指しているとは言えなかった。テディはおよそ、人から好かれるようなタイプではない。クラスメイトの誰にも心を開かず、いつも不潔な身なりで、シャワーだって浴びているのかもわからない。成績も振るわず、トンプソン先生は今日もまた、テディの答案用紙に大きなバツを付けた。
ほどなくして学校から、子どもたちのこれまでの記録に目を通すようにという指示がきた。ずるずると後回しにしてきたテディの資料にようやく手を伸ばした先生は、自分の目を疑った。
1年生の記録は、「テディはとても賢くて、いつも朗らかに笑っている。宿題もきちんとやり、礼儀正しく、周囲を楽しませている」
関連記事
自分を許せない背景には、過去へのとらわれや強すぎる責任感が関係することがあります。責任を受け止めながら心を軽くする視点を紹介します。
突然の動悸や脈の乱れは、一時的なものだけでなく危険な不整脈の可能性もあります。受診の目安や発作時の対処法を医師が解説します。
春に悪化しやすい喘息、その原因は「炎症」にあった?最新研究が示す治療の変化と、発作を防ぐための生活の工夫をわかりやすく解説します。
鳥を見たり鳴き声に耳を澄ませたりすることは、不安や孤独感を和らげ、心を今に戻す助けになる可能性があります。気軽に始められる自然の癒やしです。
薬だけに頼らず、運動と生活習慣で進行にブレーキをかける——パーキンソン病と向き合う新しいアプローチをわかりやすく解説します。