2016年4月、北京の人民大会堂周辺の警備隊(FRED DUFOUR/AFP/Getty Images)

鄧小平の暗殺未遂は7回 公開された中国国家機密文書 

2012年、薄熙来の側近だった王立軍氏が米駐成都総領事館に駆け込み、薄熙来氏と周永康氏の企てたクーデターが明るみになった。党内の権力闘争に杞憂した胡錦濤・国家主席(当時)は、中国共産党内で起きた指導部や軍のリーダーを狙った暗殺事件を記した国家機密文書の一部を公開することを決めた。要人は何度となく暗殺未遂にあっており、熾烈な争いが繰り広げられていることがかいま見える。

公開された文章によると、毛沢東とともに改革を指導した鄧小平は60年代から80年代末まで、7回の暗殺未遂事件が企てられていた。(以下、敬称略)

 1969年、軟禁先で銃乱射襲撃事件

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