胡錦濤氏「雇用問題で眠れなかった」=米メディア
米ビジネス専門ニュースサイト「ビジネスインサイダー」(Business Insider)は、中国の胡錦濤前国家主席が在任中、国内雇用問題の圧力で夜眠れなかったという話を引用した。中国では景気が低迷する中、今年1月~3月までの失業率の上昇により、雇用情勢が一段と厳しくなっている。
同サイトが4月27日に発表した中国雇用問題に関する評論記事で、ジョージ・W・ブッシュ前米大統領の自叙伝『決断のとき』(2010年発行)に記載された、在任中のブッシュ氏と胡氏のある会見での会話を引用し、中国の雇用情勢の厳しさを指摘した。
ブッシュ氏は胡氏に対して「夜眠れなくなるのはどんな時か」と質問したところ、胡氏は「毎年2500万人の雇用機会を創出しなければならないという圧力で夜眠れなくなる」と率直に答えた。ブッシュ氏は在任中に会ったすべての国家指導者に、同様の質問をしていたという。一方、ブッシュ氏は「テロリストによる米国への攻撃を考えると眠れなくなる」と胡氏に答えたという。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。