江沢民長男に軟禁情報 専門家「信ぴょう性高い」

江沢民一族に関する不利な情報が増えている。大紀元本部に寄せられた情報によると、江沢民氏の長男江綿恒氏は上海市郊外の秘密の場所に拘束され、当局の取り調べを受けている、また、習近平陣営はすでに江一族の巨額汚職の実態を把握したという。

上海市検察当局に近い同消息筋の話では、江綿恒氏に対する取り調べのテーマは本人と一族の私有財産の開示。すでに把握している一族の違法所得は「中国全人口の数年間の生活費に相当するほどの巨額だ」という。

父親江沢民元国家主席の権力により、90年代末から中国電信業界を掌握し莫大な富を築いたとされる江綿恒氏には「電信大王」「天下第一貪」というあだ名が国民の間ではやっている。一昨年から、腐敗の撲滅を担う中央巡視チームがその地盤となる国営通信大手各社などを査察してきた。江綿恒氏の腹心といわれている上海市元副市長の艾宝俊、上海市自由貿易区の元副主任の戴海波、国有通信大手「中国電信」の元会長常小平などはあいつぎ、汚職容疑で解任され調査を受けている。

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