5月末、中国科学院の会員78人が連名で、ネットの自由を求める書簡を習近平主席に送った。写真は参考写真、ブリュッセルの中国大使館前で抗議する男性の手(JOHN THYS/AFP/Getty Images)
習近平主席に意見書

「海外の研究が知りたい」中国アカデミー会員、ネット封鎖解除求める

北京で開かれた科学技術大会の終了後、中国科学院のアカデミー会員78人が、習近平国家主席に対し、海外の科学技術情報を共有できるようにネット封鎖の解除を求める意見書を連名で提出したことが明らかになった。会員は、海外の研究を知ることを希望している。中国語の海外メディア博聞社などが6月1日に伝えた。

アカデミー会員は「ネット封鎖を解除するように」と呼掛け

北京で5月30日、中国科学技術イノベーション大会、中国科学院・中国工程院両院会員大会、中国科学技術協会第9回全国代表大会が開催された。3つの大会が同時に開催されたのは、1978年以来実に38年ぶり。外国を訪問中だった張高麗第一副首相を除く、習国家主席を始め中央政治局の常委全員が出席した。

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