ハリー・ハリス米太平洋軍司令官(ADEK BERRY/AFP/Getty Images)

米太平洋軍司令官訪中へ 南シナ海問題で米中対話

中国が領有権を主張する南シナ海の人工島12カイリ内で、米軍艦が日本時間27日早朝に「航行の自由作戦」を行ったことに中国が強く反発するなか、複数の中国政府メディアは28日午後、米太平洋軍のハリー・ハリス司令官が11月2日から中国を訪問すると報じた。

報道は、ハリス氏が今回の米軍艦航行の陣頭指揮をとったとし、訪問は、南シナ海問題において米中間の武力衝突を避けることを目的とした、予防体制づくりを協議するためだと伝えた。

59才のハリス氏は横須賀生まれの日系人で、日本人の母親を持つ。

(翻訳編集・叶子)

関連記事
日米韓が最初の「インド太平洋」対話を、米国東部時間5日にワシントンで開催した。
中国共産党は最近のハイレベル協議や、南シナ海はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内であるという2016年の国 […]
中共は南シナ海の紛争を解決するためにベトナムを引き寄せている。対中国共産党包囲網の下で、各国はベトナムを引き込もうとしている。
中国が南シナ海で進めている人工島建設は、同海域の海洋環境に壊滅的な打撃を与え、サンゴ礁を破壊し、魚類資源を脅か […]
フィリピン国防省は昨年12月中旬、同国の戦略上重要な島に近い係争水域における「中国の活動」を監視した上で、南シ […]