江蘇省連雲港市で5月、全国大学入学試験「高考」のため学習塾で勉強する高校生(STR/AFP/Getty Images)
日中大学の比較

分析:中国の教育制度、日本より150年遅れ?

日中の教育制度や環境を比較して「150年遅れ」と指摘した文章が話題となっている。これは、留学あっせん業者「百利天下留学」が、言語学習情報サイト「搜狐教育」に投稿したもの。作者は、中国の若者は戸籍制度や大学数のアンバランスのため、受験時の負担が大きかったり、大卒で就職したとしても、出稼ぎ労働者の給与に及ばないなど、日本の条件と比較して、中国教育環境の問題を指摘した。下記はその抄訳。

日本の教育者、福沢諭吉は著書『学問のすすめ』のなかで「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らずという。(中略)人との違いは、生まれによるものではなく、学問に励んだか、そうでないかにある」と述べた。150年前の教育倫理に基づき、日本は世界で評価される学者を輩出してきた。

中国はどうか。教育現場の質は向上してきたものの、隣国の日本から大きく後れを取っている。例えば、東京大学は10人ものノーベル賞受賞者を出した。

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