長江流域の大洪水
長江流域で過去最大級の洪水発生の恐れ 非常に深刻な状況
6月下旬から連続的な豪雨により、中国長江中、下流域の多くの地域で深刻な水害が多発している。長江幹線堤防や江西省の九江長江大堤防など、主要な治水施設においても973箇所もの危険個所が見つかり、深刻な状況が続いている。
長江中・下流域の全域で警戒水域を超過
長江の上・中流から大量の水が押し寄せたため、江西省北部に位置する中国最大の淡水湖、鄱陽湖では逆流が発生した。その影響で江西省の長江流域と鄱陽湖の水位が急速に上昇し続け、全流域において警戒水位を超えた。同湖は複数の長江支流の合流地点で、長江の水流を調節する機能を果たしており、治水・防災施設としても重要な役目を担っている。
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中国南方、長江流域などの地域に集中豪雨が続き、多くの地域が歴史的な大洪水に見舞われた。7月4日「新安晩報」の微博サイトに、長江流域の水位の急激な上昇を実感できる一組の写真が投稿された。
中国南方地域では歴史的な大洪水に見舞われている中、安徽省舒城県の養豚場にいる6000頭の豚が救助される見込みがなく水に浸かっているというニュースが伝えられた。従業員は避難する前に大事に育ててきた豚たちに涙の別れをしていた時の写真がネットに投稿され、多くの人々の心を打った。