杭州G20首脳会議
「サミット中は調理禁止」 珍規制にあきれ果てる杭州市民
初のG20開催を目前に控えた中国の杭州市では、当局による厳戒態勢が日に日に厳しさを増している。現地メディアの最新情報によると、市民はサミット当日、火を使った調理が禁止された。必要な食事は、あらかじめ警察に身分証と住所を登録し、警察から届けられることになっている。杭州市民の間からは、度を越した厳戒態勢を前代未聞の珍事だと揶揄する声も挙がっている。
9月4日、G20サミットが浙江省杭州市で開催される。開催日が近づくにつれ、現地のセキュリティ対策は日増しにエスカレートし、当局は現地に大量の装甲車を派遣し、ヘリコプターで上空からも監視を続けるほか、市民の日常生活も厳しく管理している。
サミット会場のすぐ近くには、広州市屈指の観光名所で世界遺産にも登録されている西湖がある。8月22日、西湖区の南山警察署は同区内の住民に対し、居住者にとっては噴飯ものだが、同時に極めて深刻な「通達」を出した。
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今年9月に浙江省杭州市でG20首脳会議が開催される。同市内の余杭区喬司鎮では現在、サミット受け入れのために大規模な取り壊しが強制的に開始した。4月7日、住民数百人が抗議したところ、当局は夜半に特殊警察約200人を動員して住民10人余りが拘束された。
9月4、5日開催の主要20カ国・地域(G20)首脳会議を控える中国浙江省の杭州市では早くも厳戒態勢に入り、市内 […]
日本外務省は22日、第8回日本、中国と韓国の3カ国外相会談を24日東京で行うと発表した。年内、もしくは9月始めに中国杭州市で開催される主要20カ国・地域首脳会議(G20)において、日中および日韓の首脳会談の実現に向けた調整だとみられる。また、中国当局が中国での初開催となるG20において、中国が南シナ海問題で各国からの集中攻撃を避けるための事前外交との見方もある。
9月初め中国杭州市で開催される主要20カ国・地域首脳会議(G20)における、日本の安倍晋三首相と中国の習近平国家主席との首脳会談を前に、両政府高官がこのほど交流を強化したため、尖閣諸島(中国名釣魚島)問題などで緊迫した日中関係に改善の兆しが見られている。香港メディアはこうした動きの背景に、中国側がG20開催成功を、日本側は外交成果の強調を目的にしたもので、長期的な関係改善にはつながらないだろうと報じた。