国境地帯に新監視システム 少数民族の国外脱出防ぐためか

多くの国が他国からの難民流入を阻止しようとしているのと対照的に、中国政府は自国民の国外脱出を厳しく取り締まっている。近ごろでは、国境地帯で新たな監視システムまで導入し、国内のチベット族やウイグル族といった少数民族の越境を厳しく取り締まろうとしている。

中国政府系メディアの報道によると、この新システムは最新のレーダーと無人機で越境者を追跡するもので、情報はリアルタイムに自動的に国境警備隊に送られる。悪天候下でも24時間体制で作動する。

中国政府は、このシステム導入の主な目的は、麻薬の密輸や非合法的な越境を防ぐためだと説明している。現在は新疆ウイグル自治区、雲南省、チベット自治区等の国境地帯に配備済だという。

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