安全保障や社会問題、中国問題に言及
ドイツ大統領ガウク氏来日 早稲田大学で講演
2016年11月16日、訪日したドイツ連邦共和国大統領ヨアヒム・ガウク氏が早稲田大学で講演を行った。ガウク氏は日独関係を強調し、友好関係のさらなる発展を訴えた。また、社会問題や移民問題、さらには民主主義の直面する問題についても言及し、アメリカ大統領選を受けて安全保障も重要なテーマの一つとなった。
ガウク大統領はまず日独の友好関係について述べるとともに、ドイツにおける日本文化の受容について語った。そして日独共通の問題として、社会の高齢化を挙げた。ドイツでは高齢化の対策として移民を受け入れて来た。30年前と比べて有権者の意識が変化し、現在では国民の三分の二が社会の多様化を認めていると指摘。日独で移民に対する考え方や高齢化問題の対策が異なることを認めつつ、移民による社会活性化の可能性を示した。
同氏は安全保障の問題に対しても見解を述べ、資源が乏しいドイツと日本にとって国際貿易は不可欠だとした。自由な航行を保証する国際秩序が、「新たなテロの脅威、新たなナショナリズム、そして保護主義と外部との隔絶がこの21世紀に繁栄をもたらすという誤った考え」に脅かされていると述べ、同時に、民主主義の理念に異を唱える者が増えていることについてもガウク氏は警鐘を鳴らす。その上で、「日本とアメリカ、ドイツとNATO(北大西洋条約機構)という我々の同盟関係は、両国の安全保障にとって依然として決定的な重要性をもっている」と強調した。
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