(Epoch Times)

【物語】舜(しゅん)の親孝行

中国の古代、舜(しゅん)というとても賢明な王様がいました。舜は幼い頃から、大変な親孝行であることで知られています。

舜の母親は、舜を産んですぐに亡くなりました。舜の父親は新しい妻をめとり、赤ん坊が生まれました。赤ん坊は、象(しょう)と名付けられました。

父親は象をとても可愛がり、舜をうとましく思うようになりました。象は父親の愛情が深いのをいいことに、兄の舜に対していつも意地悪をしていました。自分がした悪さが見つかりそうになると、舜がやったのだと親に告げ口し、舜を責めました。父と母も舜を責めましたが、舜はいつもただ黙っているだけでした。家族の態度がいくら冷たくても、舜は相変わらず孝行を尽くし、弟にも親切でした。

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