新年特別文
【社説】2017年は大変革のとき 米国、欧州、中国も伝統回帰へ(1)
激動と混乱の2016年、世界情勢にあっては、トランプ氏の米大統領選当選、中国の習近平国家主席の核心地位の獲得、国民投票による英国のEU離脱決定は、世界の耳目を大いに集めた。米国、中国そして欧州情勢の変化から、世界全体の未来の方向性がいかに読み取れるだろうか。
2017年の世界情勢は、引き続き混乱を極め、より一層の大変革が起きると予想される。いっぽうで、米国、中国、欧州で起きた変化は、伝統文化の復興を掲げる「神韻芸術団」が世界各国の舞台で繰り広げた奇跡のように、世界が「伝統回帰」へ向おうとしていることを示している。これこそが、2017年に予想される世界の大変革における、一筋の希望の光だといえる。
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【大紀元日本12月15日】産経新聞12日の記事は、米神韻芸術団2015年日本公演に対して、在日中国大使館が会場に公演中止を要請したことを明らかにした。公演主催者である一般社団法人 古典芸術振興会の佐藤
赤い花火、赤いランタン、赤い衣装…現代中国は赤を多用する。旧正月の行事でも赤い龍や獅子舞が世界中で舞った。しかし、中国人は昔から赤を多く使っていたわけではない。1949年以後に中国共産党が「流血の象徴」として、社会を血で染めるように使い始めたのがきっかけであることを知る人は少ない。
【大紀元日本2月26日】中国共産党専制体制下で失われた中国五千年の伝統文化を舞踊などの芸術形式で復興する神韻芸術団。中国共産党のイデオロギーと根底から対立し、本土の法輪功学習者への弾圧も舞台で再現して
2015年のノーベル生理学・医学賞に中国中医科学院(北京)の研究者、屠呦呦(とゆうゆう)さん(女性、84歳)が共同受賞者の一人として選ばれた。1970年代のマラリア治療薬「アルテミシニン」(中国名は青蒿素)の発見に対する貢献度が評価されての受賞となった。中国で生まれ、中国で研究を続けた科学者が授賞する初めての自然科学系ノーベル賞であり、つまりこれは「中国伝統医学から生まれた初めてのノーベル医学賞」と言えるだろう。
衛星放送の新唐人テレビは1月はじめ、中国民主化を支持する2人の欧州の政治家にインタビューを行った。2人は、習近平・中国国家主席が共産党による専制政治を解体させることで、本当の改革になるとの望みを示した。
中国習近平国家主席は4月22~23日、15年ぶりに党内最高レベルの宗教工作会議を開き、宗教信仰の自由を強調し、法治による宗教問題の解決を図る意向を示した。これまで弾圧や排除で鎮圧してきた共産党の宗教政策と異なる。これについて専門家は、中国政治情勢の核心である法輪功政策が変わるシグナルと分析している。
香港メディアによると、中国共産党政治局は、中紀委書記王岐山氏が提出した毛沢東紀念堂の移転計画を通過させたことが明らかになった。また習近平国家主席は会議後に「来期の就任中でも必ず決着をつける」と、移設に固い意志があることも述べたという。
中国では近年、茶道や書道などの伝統文化を楽しむ「お稽古」の人気が高まっている。簡体字ではなく、伝統的な繁体字を書く人も現れ、20代の人達にもこのような「ルネサンス」の傾向が見られる。彼らは繁体字を書くことによって、道徳を重んじた伝統文化との距離が縮まると考えているようだ。中国社会に広がる物欲主義に、閉そく感を覚えていると指摘する声もある。