アリババ、五輪大会の主要スポンサーに 12年で8億ドル
中国最大手の電子取引アリババによる世界的市場の参加が続いている。同社は22日、国際オリンピック委員会(IOC)の承諾を経てオリンピックの主要スポンサーに名を連ねる協定に署名した。他の国際的企業であるマクドナルド、パナソニック、ビザ、コカ・コーラなどと肩を並べることになる。
アリババは2028年までのオリンピック大会のスポンサーに加わる。関係者がブルームバーグに語ったところによると、この12年ほどの契約のスポンサー料は8億ドル(800億円)。
アリババのプレス・リリースは、「より効率的に、そして確実に」IOCのデジタルプレゼンスを可能にするため、オリンピックのための新しい世界規模の電子商取引プラットホームをつくり、中国国内の視聴者のために新たなテレビチャンネルを作成することを検討していると伝えた。
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