イスラエル昔話

自己中心の大金持ち 最後はどうなったか?

イスラエルのお話です。昔々あるところに、きれいな庭園に囲まれた豪邸を持つ大金持ちがいました。庭園をもっと美しくしようと、金持ちは使用人たちに土の中からいらない石を掘り出し、塀の外に投げ捨てるよう指示しました。使用人たちは毎日、塀の外に石を捨てる作業を繰り返しました。

ある日、金持ちは作業の様子をみるために、門のところへ出てきました。すると、そこを通った古老が彼に話しかけました。「あなたは、なぜ自分の石を、家でもない所から、わざわざ自分の所に投げ捨てるのですか?」

金持ちは、ぽかんとして心でつぶやきました。「何を言っているのだ、この老人は?」

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