フランスではファーストフード、ファミリーレストラン、学校食堂などのドリンクバーを撤去した(GREGOR/pixabay)

肥満予防対策 ファミレス等ドリンクバー禁止=フランス

フランス国内のファーストフード、ファミリーレストラン、学校食堂などのドリンクバーが消えた。フランス政府の肥満予防対策が1月27日に実行されたため。

フランスで30歳以上の人口の半分が体重超過BMI値)というデータが出ている。すでに2012年に肥満、体重超過、糖尿病予防のために、フランス政府は飲食店で提供される飲み物に含まれる糖分量を規制。今回のドリンクバー撤去は2015年4月に可決された法案に基づく。

ドリンクバーがなくなることに対して、フランス国内のツイッターで多くの議論が飛び交った。

「好きな飲み物を好きなだけ飲めなくなるなんて、(こんな厳しい規制)北朝鮮だってやらない」「同性愛者の結婚を許すのに、サイダーの飲み放題を禁止するの?」「フランソワ・フィヨン(Francois Fillon,フランスの次期大統領候補)氏が大統領に当選したら、レストランのドリンクバーを再開してくれるかな」

ドリンクバー禁止を支持するマリソル・トゥーレーヌ(Marisol Touraine)厚生大臣は「若者にとってドリンクバーは大変魅力的であることを理解します。しかし、飲料の中に入っている糖分や甘味料が多すぎ、健康を害します」と示し、ドリンクバーを禁じている国は他にも多く存在すると主張した。

ヨーロッパにおいて、フランスの肥満人口は比較的少ないが、やはり年々増えている。フランスで、2013年から行われたある肥満調査(30〜60歳、3万人のパネルを対象にBMI値を測定)の結果によると、体重超過(BMI>25)と肥満(BMI>30)の合計で男性56.8%、女性40.9%で、2人に一人が肥満と見なされる。

日本の場合、平成27年の統計で、20歳以上の肥満(BMI>25)男性平均29.5%、女性平均19.2%となっている。

※日本肥満学会の肥満度判定基準、BMI25〜30 肥満(1度)、30〜35 肥満(2度)、35〜40 肥満(3度)、40以上 肥満(4度)

※世界保健機構(WHO)の肥満度判定基準、BMI25以上は体重超過、25〜30肥満予備軍、30以上は肥満、30〜35肥満(1度)、35〜40肥満(2度)、40以上肥満(3度)

(翻訳編集・豊山)

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