米ADP2月雇用統計 予想より10万人増、トランプ政権発足1カ月で

米国の給与計算などの人事関連業務サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)と格付大手ムーディーズ傘下のムーディーズ・アナリティクスは8日、2月全米雇用報告を発表した。それによると、民間部門雇用者数は29万8000人増で、事前市場予想の19万人増を大幅に上回った。1月の26万1000人増と比べて、約4万人増加となった。

この報告内容は、トランプ政権が1月20日に発足してから最初の1カ月の全国雇用情勢を示したものだ。トランプ大統領は就任前から、国内の老朽化したインフラ投資を促進していくと主張してきた。

同報告によると、29万8000人のうちに、サービス業の雇用は19万3000人、建設業と製造業を含む財生産部門は10万6000人とそれぞれ増えた。建設業は6万6000人と11年ぶりの大幅な伸びとなった。

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