イギリスの研究
赤ちゃんはなぜ笑うの?
赤ちゃんの笑顔を見ると誰もが癒され、笑い声を聞くと大人もおもわず笑ってしまいます。赤ちゃんはいつ、なぜ笑うのでしょうか? イギリスの児童心理学者キャスパー・アディマン(Caspar Addyman)氏は4年間にわたる調査結果を発表しました。それによると、赤ちゃんが笑う時は何かを学習している時で、赤ちゃんの笑い声と微笑みが人生の初期段階においてとても重要な役割を担っているといいます。
ロンドン大学バークベック学院(Birkbeck ,University of London)脳と認知発展センター(Centre for Brain and Cognitive Development)の研究員を務めるアディマン氏は2012年、「The Baby Laughter project」というサイトの中で、調査協力を募るメッセージを発信しました。世界各地に散らばる数千世帯の親たちがそれに応じ、約100世帯から赤ちゃんの笑っている動画が提供されました。
データでは、9割の赤ちゃんが生後2〜3カ月頃から笑い始め、その数週間後には声を出してケタケタと笑ったりします。しかし個人差も大きく、誕生して3週目で声をあげて笑う赤ちゃんもいれば、生後10カ月でやっと笑う赤ちゃん(<3%)もいると、アディマン氏は指摘しています。
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