中国人民共和国誕生の暗部

中国共産党による「長春包囲戦」70年目の真実 『長春飢餓戦争』が上梓

国民党と中国共産党の内戦下にあった中国で、共産党軍が30万人以上の長春市民を餓死させた「長春包囲戦」が起きてから今年で70年。中国のジャーナリストで作家の杜斌氏がこのほど、10年の歳月をかけて完成させた『長春飢餓戦争(长春饿殍战)』を上梓した。

「長春包囲戦」とは、1947年11月4日から48年10月19日の約1年間にわたり、林彪率いる中国共産党軍が、国民党軍によって守られていた長春を包囲し、物資人員の出入りを封鎖する兵糧攻めを行って、少なくとも十万人以上の餓死者を出した包囲作戦。この作戦は毛沢東らの同意を得たうえで行われた。

台湾の官営通信社・中央社が報じたところによると、集められた人口統計資料に基づき、杜氏が350日間の包囲作戦における死亡者数を3つの方法で算出したところ、その数は37万から46万人にのぼると推定された。

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