勇気づけられる
両手両足を失った女性 夢はパラリンピック
順調に見えた人生が、とたんに転落することがある。その時の苦しみは誰にとっても辛いものだが、これほど深刻なケースは滅多にないだろう。若く美しい女性が旅先から帰国したとたん、両手両足を切断することになってしまったのだ。
インドのシャリニ・サラワシさん(Shalini Saraswathi)は、高収入の仕事を持つキャリア・ウーマン。優しい夫に恵まれ、家庭生活も順調な美しい女性だ。転換期は結婚して4年目の時。カンボジアへ夫婦で旅行した時に妊娠していると分かり、幸せの絶頂期だった。
その試練は突然やってきた。シャリニさんは帰国後に発熱し、なかなか熱が下がらなかった。デング熱だと思っていたが、後にリケッチアというダニや節足動物を媒介とする急性ウィルスに感染していたことが判明。両手足が壊疽し、両足と右手を切断した。それからすぐに、左手も自然に落ちてしまった。感染のために、お腹の赤ちゃんも失ったという。
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乾燥した南インドの土地に木を300本植えたおばあさんがいる。彼女の名前はサルマラダ・ティンマッカさん(Saalumarada Thimmakka)。105歳になるティンマッカさんは学校に通ったことがなく、また子供を授かることもできなかった。インドの農村に暮らす女性にとって、不妊は不名誉なことであり、家族や社会から追放される可能性もある。しかし、彼女は子供の代わりに木を育て、今ではエコ活動のヒロインとしてインドで広く知られている。CNNが伝えた。
著しい経済成長を遂げる一方、深刻な社会問題を抱えるインド。特に、地方における女性蔑視は健在で、レイプや児童婚が後を絶たない。教育を受けていない女性が夫から放り出されれば、生きる道は物乞いだけ。想像を絶する厳しい環境に置かれながら、1400人のストリート・チルドレンを育てた女性がいる。