東アジア

フィリピンに“日本”コンセプトの複合商業エリア 年内オープン

和食やアニメなど日本発のコンテンツがブームになっているフィリピン。年内に、同国内ビジネスと商業の中心地であるマカティ市に、“日本”をコンセプトにした複合商業エリア、第一号店が年内にオープンする。

フィリピンでECサイトなどを展開するHallohallo Inc.(ハロハロ)は、このたび三菱商事とアヤラランド(フィリピン最大財閥アヤラ・グループ)が設立するJV会社と協業し、日本をコンセプトにした複合商業エリアの開発を行うことで合意した。

JV会社は主に店舗スペースの提供を担い、ハロハロはチームラボと協力して商業エリアのテーマ・コンセプト・デザイン・プランを提案するという。ハロハロは、日本側でテナント誘致の窓口的な役割を担うと共に、同社が展開する小売店と飲食店のフランチャイズチェーンの加盟店もテナントとして出店を検討する。

本プロジェクトは、マカティ市に所在する「グロリエッタ」(アヤラランドが運営する商業施設)の屋上に、日本コンセプトのレストランとショップ(総面積 約2,500㎡)を年内にも開業する。運営側は、総事業費が9億円、両ショップで売上見込みを年間11億5,000万円、年間来客85万人を見込んでいる。

(編集・甲斐天海)

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