共産主義の終焉
フランス共産党、議席減で「改革必要」党名変更を検討
フランス共産党の弱体化が進んでいる。党総書記ピエール・ローレン氏は6月26日、前選挙で投票率2.7%と過去最低となったことから「転換期を迎えている」とし、およそ100年続く党名の変更も検討していると述べた。仏日刊紙ル・パリジャン(Le Parisien)が同日に報じた。
ローレン総書記は「民主的な変革が必要だ。新たに党を立ち上げることも辞さない」とし、2019年までに地方と労働者階級に寄り添うという原点を見つめる「地方に深化した分散型モデル」への変更を語った。また、主流階級には政治運動の介入機会を提供したいと述べた。
フランス共産党は1920年に成立して以来ソ連の援助を受け、かつてフランス最大の野党までのぼりつめた。しかしソ連解体で急激に求心力を失い、衰退傾向にある。
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