ハッカー組織 北朝鮮の「金のなる木」
韓国の金融保安院(FSI)が7月27日に発表した報告書によれば、ここ数年、北朝鮮による世界各国の金融機関への攻撃が多発しているという。外貨を盗み出すのが狙いとみられる。
これまで北朝鮮政府が支援するハッカー組織は敵対国政府機関のコンピュータシステムを攻撃し、機密情報の取得が目的だったが、近年、外貨の調達にシフトした。バングラディシュで昨年、中央銀行がサイバー攻撃を受け、8100万米ドルが盗まれた事件があった。同事件は北朝鮮系のハッカー組織「ラザルス」が関与した可能性が高いと報告書は指摘した。さらに、ラザルスが世界100以上の企業・組織への不正アクセスを試みていると明かした。
ロシアのコンピューターセキュリティ会社カスペルスキーは、ラザルス傘下のBluenoroffが世界各国の金融機関を狙っていると報告。FSIの報告書は、ラザルス傘下のAndarieは韓国(銀行、軍事産業など)への攻撃を担当するとしている。
関連記事
人気オンラインゲーム「アクシー・インフィニティ」ソフトウェアに対するハッカー攻撃で6.15億米ドル(約780億 […]
[東京 24日 ロイター] – 海上保安庁は、防衛省の情報として、24日午後に北朝鮮から発射された […]
[ジュネーブ 21日 ロイター] - 国連のトマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権状況特別報告者は21日、北朝鮮に対し、政治犯収容施設で劣悪な環境に置かれた多数の人々を解放するよう呼び掛けると同時に、国際社会に核問題とともにこの問題を取り上げるよう促した。 キンタナ氏は、2014年の国連調査で最大12万人が収容施設で拘束されていることが判明したとし、その後も施設に関する報告を受け続けていると述べた。
[東京 11日 ロイター] - 松野博一官房長官は11日の閣議後会見で、北朝鮮による一連の軍事的な行動について、日本や国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できないと述べた。 防衛省は11日、北朝鮮が2月27日と3月5日に発射したミサイルを米政府と連携して分析したところ、いずれも大陸間弾道ミサイル(ICBM)級だったことが分かったと発表した。当該ミサイルの最大射程での発射試験を行う前に
[ソウル 4日 ロイター] - 米国の北朝鮮研究サイト「38ノース」は4日、商業衛星写真を基に、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)核施設の活動が活発化しているとの見方を示した。 核分裂性物質の生産が行われているほか、施設拡大に向けた基礎工事が進められており、近く実験用軽水炉(ELWR)の稼働が始まる可能性があるという。ただ、プルトニウム抽出のために使用済み核燃料を再処理する放射化学実験室の能力拡大に向けた