ハグで奇跡が起きた

双生児の赤ちゃん スキンシップで命を救う

安心感を与えたり、慰めたり、励ましたり。愛情表現の証であるスキンシップのパワーは計り知れません。22年前、人々の心を温めた一枚の写真がありました。妊娠28週目で出生した超未熟児の双子の赤ちゃんが、同じ保育器の中で抱き合っていたのです。

出生時、二人はそれぞれ僅か997gしかなく、別々の保育器に入れられていました。カイリー(Kyrie)は徐々に体重が増え健康に成長する一方、ブレイユ(Braille)はひっきりなしに泣き、酸素不足で顔が段々と青くなっていきました。

新生児集中治療センターの看護師は、衰弱するブレイユを助けようと必死でした。しかし、ブレイユの状態はさらに悪化し、深刻な状態に。彼女はとっさに、当時ヨーロッパで導入されていた赤ちゃんの「スキンシップ」や「カンガルー・メソッド」を思い出し、双子を同じ保育器に入れてみました。

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