中国人留学生は共産党イデオロギーを持ち込んでいる、と豪有識者が警鐘ならす。シドニーのカンガルーのモチーフ。参考写真(Mark Kolbe/Getty Images)
言論統制

中国人留学生、共産党イデオロギーを持ち込む 豪有識者が警鐘ならす

  オーストラリアで中国の影響力が着々と広まっていることに懸念の声が高まっている。有識者は、約15万人の中国留学生は共産党思想と言論抑圧の手法を豪州の大学に浸透させていると警鐘をならした。

ニューヨークタイムズ紙は最近、シドニーのレービ研究所(Lowy Institute)の東アジア問題専門家、バラール氏の関連の論説を掲載した。同氏は2008~09年、北京の大学で教鞭を執っていた。

記事の中で、同氏は中国共産党の言い分に反する事実や見解を受け入れようとしない学生が多いとしている。一方で共産党を擁護しない学生は抑圧を恐れて己の言動を検閲する。勇気をもって異議を唱える極少数の人は、往々にして共産党支持派に制止されてしまう。

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オーストラリア(以下、豪州)メディアのフェアファクス・メディアとオーストラリア放送協会(ABC)時事報道番組「フォー・コーナーズ(Four Corners)」は6月上旬、双方が共同で行った調査では、少なくとも5人の中国系人物が政治界への巨額な政治献金と賄賂を通じて、同国の内政に干渉したことについて、番組で50分以上報道した。
豪州メディアの共同調査で、少なくとも5人の中国系人物が政治界への巨額な政治献金と賄賂を通じて、同国の内政に干渉してきたことが明らかになった。このほど、大紀元の取材に応じた駐豪シドニー中国総領事館の元一等書記官でベテラン外交官・陳用林氏は、中国共産党によるオーストラリアへの浸透工作の詳細を語った。
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