希望がやってきた
ホームレスの男性 犬を飼って人生が逆転
かつて麻薬に手を染め、窃盗罪で服役し、出所後は仕事を見つけられずにホームレスの生活を送っていたジョン・ドラン(John Dolan)さん。彼は、犬と一緒に暮らし始めてから人生が好転し、幸せを手に入れました。今やロンドンを拠点とするストリート・アーティストとして活躍し、ユニセフや動物保護などのチャリティー活動、TEDカンファレンスでの講演、絵画展の開催など、充実した生活を送っています。時々暇を見つけると、彼は歩道の隅に座り、町の風景や愛犬のスケッチを楽しんでいます。
祖父母に育てられたドランさんは、ティーンエイジャーの頃から血気盛んで、たくさんのトラブルを起こしました。警察沙汰は日常茶飯事で、刑務所に入っていたことも。12年間の刑期を終え、仕事も見つけられず、ホームレスになりました。
2010年、ロンドンのシェルター(ホームレスのための一時的な収容施設)で、ホームレスのカップルから、拾ってきた犬「ジョージ」の面倒を見てもらえないかと頼まれました。ドランさんはとっさに「いいよ」と言いました。犬はスタッフォードシャー・ブル・テリアで、左目にある大きな茶褐色の斑点が特徴でした。虐められていたせいか、人に対して極端に怯えていました。
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