日米4閣僚
日米2プラス2、対北朝鮮で中国とロシアに更なる役割求む
米国ワシントンDCで8月17日、3年ぶりとなる日米安全保障協議委員会(日米「2+2」)が開催された。トランプ政権の下での初めての開催となる。北朝鮮による核ミサイル脅威や、東シナ海や南シナ海など、アジア太平洋地域の安全保障が一層厳しさを増す中、日米同盟を更に強化する意図を確認した。
日本側からは河野太郎外務大臣と小野寺五典防衛大臣が、米側からはレックス・ティラソン国務長官及びジェームズ・マティス国防長官がそれぞれ出席した。
共同発表で双方は、日米同盟について「アジア太平洋地域の平和、繁栄、及び自由の礎」と表現。 喫緊の課題である北朝鮮の核ミサイル開発について、最も強い表現で非難し、圧力をかけ続けることで一致。非核化に向けた抑止・対処のたの同盟能力の強化を図る。
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過去、数年間にわたる北朝鮮の核開発で中国側が受けてきた戦略的な損失は、韓国に米軍の高高度ミサイル防衛システム(THAAD、サード)を配備されるより、ずっと大きい。なぜなら北朝鮮の核開発は、米国へ北東アジア地域進出のチャンスを与え、巨大な政治的利益を生み出したことになる。
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