党大会の会場がある天安門広場(WANG ZHAO/AFP/Getty Images)

党大会の入場に厳しい安全検査 セキュリティチェック7回も

中国共産党第19回全国代表大会は18日、厳戒態勢の中で開催された。入場に当たって、例年以上に厳しいセキュリティチェックが実施されている。

香港紙・明報によると、17日に会場がある天安門広場はすでに立ち入り禁止となった。党大会の取材記者は検査を受けてから天安門広場に入る。天安門広場の中にも検査所を設けられ、身分証明書を提示して本人確認が行われる。三回目の検査は会場となる人民大会堂の入り口で記者証と招待状の提示を求められる。大会堂に入ってから進むと、記者証をチェックする検査が待っている。ここの検査を通ると、次は金属探知機による検査。人民大会堂内に入ると、記者証と招待状が再びチェックされる。最後に記者会見場に入ると、招待状の提示で全7回の検査が終了となる。

厳しい検査のほか、メディアによる中継も禁止されている。中継は指定された政府メディアが行う。

また、習近平国家主席は18日、共産党大会開幕に当たって演説し、汚職対策が「圧倒的な態勢」を整えたと述べた。

習氏は5年前に国家主席に就任して以来、汚職取締りに取り組んでおり、200万人以上の共産党員が処罰されたほか、数十人の元高官が投獄された。

共産党大会は5年ごとに開かれ、党最高指導部である政治局常務委員会の人事が行われる。

 (翻訳編集・李沐恩)

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