習近平国家主席の側近の李強氏がこのほど上海市トップに就任した。写真は李強氏(左)と、陳敏爾・重慶市党委員会書記(中)、蔡奇・北京市党委員会書記(右)。(大紀元による合成写真)

上海市トップに李強氏、「習軍団」が主要都市を支配下に

中国共産党は29日、中央政治局常務委員に昇格した上海市の韓正・党委書記が国務院副総理に任命されたことに伴い、同市トップの新たな人事を発表した。韓正氏の後任として、李強・江蘇省党委員会書記が上海市トップの党委書記に充てられた。直轄市である北京市、上海市、天津市、重慶市のうちの3都市のトップはすべて、「習軍団」と呼ばれる習近平国家主席の側近が抜てきされた。

現在58歳の李強氏は、習近平氏が2002年~07年浙江省党員会書記を務めた時代、04年に同省党委員会秘書長に登用された。05年に同省党委員会の常務委員も兼任した。

習近平氏が12年の第18回党大会で、最高指導者である党中央委員会総書記に就いて以降、李強氏は、浙江省副省長、代理省長、省長と順調に出世を重ねてきた。昨年6月、李強氏は江派のメンバーとみられる羅志軍氏に代わって、江蘇省党委員会書記に任命された。

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