中国「第二の軍事力」武装警察の2重管轄解消へ、クーデター実行の過去も
「第二の軍事力」と称される武装警察部隊(以下、武警部隊)に習近平政権はメスを入れた。中国全人代は10月31日、武警部隊改革の草案を審議した。同中央会議で武警部隊トップの王寧・司令員は改革の方針について「中央指導部・中央軍事委員会による一括集中指導を強化する」と述べ、改革で指揮・管理の体制、組織構造を見直すと説明した。改革案の詳細はこれから決めていくという。
在米中国問題専門家の鄭浩昌氏は中国語衛星放送局の新唐人テレビ(本部、ニューヨーク)に対し、「改革は2つのポイント。一つはこれまでの中央、地方公安当局による『二重指導体制』から『中央一括指導体制』に移行。一つは組織のスリム化を図り、人員を大幅に削減すること」と予想した。
中国共産党の座右の銘は「銃口から政権が生まれる」。軍を支配する者は政治を支配するという意味だ。党内の基盤が弱かった江沢民が鄧小平に選ばれて90年代はじめ国家主席(総書記)に就任してから、軍のほか、武警部隊にも人脈ネットワークを築き、武警の規模を100万人から推定150万人に大幅に拡大し、非殺傷武器以外に威力の大きい武器も保有するようになった。武警部隊の予算は一時軍を超え、「第二の軍事力」とも言われた。
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