東芝本社ビル (KAZUHIRO NOGI/AFP/Getty Images)

中国家電大手ハイセンス 東芝TV事業を傘下に、海外シェア拡大を狙う

中国家電大手の海信集団(ハイセンス)傘下海信電器股份有限公司(以下、海信電器)は14日、電機メーカー大手東芝のテレビ事業子会社の東芝映像ソリューション(以下、TVS)の株式95%を129億円で取得したと発表した。東芝側は残りの5%株式を引き続き保有する。2018年2月末に株式取得手続きが完了する予定。

TVSを傘下に収めた海信電器は、東芝のテレビブランド「レグザ」の開発・販売などを継承していく。また「TOSHIBA」ブランドに関しては、今後40年間の使用権を獲得した。

東芝側によると、青森県にあるTVS生産工場の780人の従業員の雇用は維持される。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。