アングル:平昌五輪のロシア除外、プーチン大統領に有利か
[モスクワ 6日 ロイター] – ロシアの各種世論調査からすると、来年3月の大統領選に出馬する意向を表明したプーチン氏が再選するのは既に確実な情勢だ。
しかし国際オリンピック委員会(IOC)が、ロシアによる組織的なドーピングを理由に平昌冬季五輪から同国の選手団を除外すると決定したことで、プーチン氏に対する国内の支持が一層強まる公算が大きい。「世界がロシアを敵視している」というプーチン氏のメッセージを受け、有権者が一致結束するとみられるからだ。
ロシアと西側諸国の関係は、ここ何年かで最も冷え込んでいる。そうした中で平昌五輪除外を決めたIOCについてプーチン氏は、ロシアが西側による封じ込めにさらされているとのおなじみのフレーズを持ち出し、政治的動機に基づくものだと批判を浴びせた。
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