中国国営メディア、文在寅大統領への取材を歪曲報道=韓国メディア
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日午前、就任後、初めて国賓として中国を訪れた。それに合わせて、中国中央テレビ(CCTV)は文在寅大統領のインタビューを全国放送した。しかし、放送内容で大統領の北朝鮮核問題、終末高高度防衛ミサイル(THAAD)などに関する部分が大幅に編集された。
韓国有力紙・朝鮮日報(13日付)によると、CCTVの取材陣が8日に韓国大統領府(青瓦台)で文大統領に対してインタビューを行い、11日、この25分間のインタビュー内容を中国全域で放送した。同紙が大統領府(青瓦台)から入手した大統領の発言内容とCCTVのインタビュー番組の内容を比較した結果、大統領の一部の発言が編集、またはカットされたことがわかった。
文大統領は訪中目的や習近平国家主席に関する印象を述べたほか、インタビュー中、在韓米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)問題について多く語っていた。CCTVは番組の冒頭で「THAADに関する意見対立によって、中韓両国の関係が史上最悪となった」とのナレーションを入れた。
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