大紀元時報
科学の向こう側

地獄は存在する ある証言者の体験

2017年12月29日 07時00分

 臨死体験(NDE)の証言を集めたウェブサイトNDEリサーチ・ファウンデーションによれば、臨死体験者たちは、そのほとんどが光や天使などを目撃し、安らぎと平和に満ちたものだったと回想しています。しかし、まれに地獄のような暗黒の世界を垣間見て生き返る人も。自殺を図ったある男性の証言をご紹介します。


天国と地獄

 1989年、当時19歳だったジェフリーさん(Jeffery)は、ガールフレンドが自分の友人と浮気していたことを知り、大量のドラッグを飲んで自殺を図った。母親が異変に気づき、すぐに救急車で運ばれたが、病院に着いた時はすでに意識はなく重体だった。その時、彼の意識は自分の身体から抜け出して、病室の様子を眺めていた。

 彼は次に、青い天使に引っ張られて光の柱に入った。二人は光の中をものすごいスピードで移動し、到着した場所は雲の上。天国の門の前で、大勢の人々が待っているのが見える。しかし、彼はそこに並ぶことはできず、天使に助けられながらこの人生で経験した出来事を一緒に振り返った。

(Epoch Times Uplift)

 すぐに場面が変わり、彼の目の前に巨大な茶色い化け物が現れた。5、6本の角といくつもの目を持ったその化け物は、臭気を漂わせながら口汚く彼を罵り続けている。化け物はジェフリーさんに立方体になった地獄の部屋を見せた。地獄の部屋はそれぞれの魂の特徴に合わせて、様々な苦しみを与える造りになっている。化け物は人々が苦しむ姿をみることを無上の喜びとしていた。

 彼がある部屋に入れられると、自分がそれまでの人生で傷つけてきた人々の場面が、ひとつひとつフラッシュ・バックした。彼の言動により、周りの人々がいかに傷つけられたかを学習させられた。自分がいかに他人の気持ちに鈍感で、無慈悲で、冷酷だったか。自分が傷つけた人々の心を体験させられることは、言葉にできないほど苦痛だった。

(EpochTimes Uplift)

 場面が変わり、ジェフリーさんは自分がとても暗い部屋にいることが分かった。そこは天井が低く、とても寒く、床が濡れている。真っ暗で何も見えないが、遠くに薄っすらと灯りが見える。

 光を頼りにそちらへ進むと、人々がそこに集まってひざまずいていた。手首に傷がある者、首にロープが巻かれた者、頭の後ろが飛び散っている者。皆、なんらかの形で自殺を図ったのだろう。彼らは一言もしゃべらず、叫び声だけが響き渡る。悪魔が数人をわしづかみにすると、すぐに火が燃えさかる地獄へと投げ込んだ。次は自分かもしれないとおびえながら目をつぶると、彼が過去に犯した罪がフラッシュ・バックして辛くなる。しかし、目を開けると、目が焼けるように熱くなり、痛みに耐えかねない。部屋は暗くて寒く、つま先とヒザを折り曲げてひざまずいた態勢は、また彼に肉体的な苦痛を与えた。

まだ希望がある

 苦痛に耐えきれず、すすり泣いていると、ふと「彼に助けを求めなさい」という声が聞こえた。ジェフリーさんが何度も神に祈るとすぐに場面が変わり、聖なる生命たちの前に引き出された。彼らが「なぜお前はここにいるのか」と問うと、ジェフリーさんは「この世は不公平です。もうこの世界の一部になりたくない」と答えた。

(Epoch Times Uplift)

 しかし、生命たちは次のように説明した。自分がこの世に生まれることを強く希望したのは、ジェフリーさん自身である。ジェフリーさんは自分がどこの誰に生まれ、どのような人生を生きていくのか、綿密な計画を立てていた。ジェフリーさんは大いなる神と契約したため、その契約通りに生きなければ代償を支払うことになる。ジェフリーさんは、この世の人生で抱える問題や矛盾を完全に理解していたが、それでも生まれてくることを希望したのだった。

 また、ジェフリーさんは、それぞれの魂の人生は、神々によって計画されていることも教えられた。地球は宇宙の星々と繋がっており、人間が生まれた時、それらの星がその人間に影響を与え、どのような人生を送るのかが決まってくる。それぞれの人には独自の状況があり、過去の行為や物質世界で学んだことなどによって、その人の現在の状況が決まる。人間は滅多に自分がいる状況に満足しないものだと聖なる生命は付け加えた。

(Epoch Times Uplift)

 それを聞いたジェフリーさんに、選択の余地はなかった。また人間世界へ戻って神との契約を履行し、人生を継続することだ。

 その直後、彼はまた渦のようなものに巻き込まれ、この物質世界に戻ってきた。看護師は、彼が3日間ほど昏睡状態にあり、6分間死亡していたと告げた。

 トンネルの中を抜けて戻ってくる時、生命たちは彼の今後の人生に起きることを映像や言葉で見せてくれた。後に、彼が背中に大けがを負うことも含めて、いままで自分の人生に起きた出来事は、時間や場所などすべて正確だったとジェフリーさんは回想する。

臨死体験で学んだこと

 

 ドラッグの売買に手を染め、アルコールに耽り、荒れた人生を送っていたジェフリーさん。地獄から甦ってからは別人のようになり、真面目に働いている。人に親切になり穏やかで平和な心境だという。臨死体験で彼が学んだことは何だったのだろうか。

「人生は一つの壮大な絵が描かれたパズルのようなもの。パズルがバラバラにカットされて、ひとつひとつを探りあてていくとき、すべてが必要な時に的確な場所で見つかるように、神々によってデザインされています」

(Epoch Times Uplift)

「自分が見たことは夢なんかよりずっと鮮明だったし、本当だったと理解しています。まるで、パズルのピースをひとつひとつ埋めていきながら、人生が毎年少しずつ完成しているような感じです」

 また、人生で直面する困難については、「困難は、僕たちに経験を積ませたり、出来事のタイミングをずらしたりするために置かれていると思う。例えば、高速道路でタイヤがパンクしたら面倒だけど、それは自分がもっと先で事故に遭わないようにしてくれたのかもしれないのです」


 凶悪な犯罪や自殺の増加など、心の痛むような事件が後を絶ちません。地獄から生還した臨死体験者の言葉が、彼らの耳に届くことを願っています。

(郭丹丹)

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