南北会談、北朝鮮の計算された「平和」作戦 韓国の左傾化を利用=韓国専門家
9日、南北閣僚級会談が朝鮮半島の軍事境界線にある韓国側施設で行われた。国連の経済制裁措置により国の運営に痛手を被る金正恩政権は、南北会談で「平和主義」を口実に、米韓同盟にくさびを打ち、北朝鮮への制裁解除や追加援助を実現するよう、緻密に計算された戦略を仕掛けている、と専門家は見ている。
北朝鮮は長年に渡り、二重交渉や時間を浪費させるための取引を行ってきたことは、過去の交渉で明らかになっている。
韓国の保守系の評論家である黄荘秀(ファン・ジャンス)氏は9日、自身のSNSで、ムンジェイン政権の金正恩政権に対する要求は、1.北朝鮮一団による平昌五輪参加、2.南北離散家族の交流再開、3.朝鮮半島の非核化による平和協定と米朝関係の緩和だとの分析を示した。
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[ソウル/ワシントン 9日 ロイター] - 韓国と北朝鮮の政府高官は9日、2015年12月以来となる正式な南北会談を行った。11時間に及んだ高官級会談の後に出した共同声明で、北朝鮮は来月の平昌冬季五輪に政府高官・選手団・応援団を派遣すると発表。 一方、朝鮮半島の非核化に向けた対話を行うとの韓国側の提案には「強い不満」を示した。 米国務省の報道官は会見で南北会談について「明らかに前向きな動き」と