中朝国境の町、住民約1万人が抗議デモ 土地開発に反対=吉林省撫松県
1月8日、9日の二日間にわたり、北朝鮮の北東部に国境を接する吉林省白山市撫松県の撫松鎮では、地元中学校の移転に反対した1万人の住民が大規模な抗議デモを行なった。警官千人以上が出動し、厳重警備態勢を敷いた。
ネットに投稿された地元住民らの話によると、抗議活動は1日から始まり、次第に拡大し、8日には商店や会社は閉まり、交通機関は完全に止まるなど、町の機能はマヒ状態となった。
中朝国境沿いにそびえる長白山(朝鮮名:白頭山)の観光開発を進める地元政府は、2009年に中国の不動産大手、ワンダグループ(大連万達集団)などの商業不動産開発会社らと契約を結んだ。同市から約30キロ離れた辺ぴな山地で、原生林を切り倒し、別荘やゴルフ場を併設するアウトドア複合施設の建設に合意した。
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