露、中国に最先端地対空ミサイルを供給開始 台湾全土を射程圏内に
ロシア政府はこのほど、中国当局に対して最先端の超長距離地対空ミサイルシステム「S-400」を引き渡し始めた。専門家は、中国側がS-400を配備した後、台湾全土を射程圏内に設定する可能性が高いと指摘した。
ロシア国営イタルタス通信(18日付)によると、ロシア政府の情報筋はこのほど、ロシア当局が中国に対してS-400の統制所やレーダー基地、燃料供給設備など一部の装備を中国に輸送したと話した。
中国は2014年、同ミサイルシステムの購入についてロシア政府と協議していた。17年12月、ロシアの巨大国策企業ロステフノロギヤ(Rostec)のセルゲイ・チェメゾフ・最高経営責任者(CEO)は、中国に対してS-400の納品が近いと述べた。
関連記事
ワグネル傭兵団のリーダーであるエフゲニー・プリゴジン氏は23日、ロシア軍トップのワレリー・ゲラシモフ将軍がウク […]
中国を訪問したロシアのニコライ・パトルシェフ連邦安全保障会議書記は19日、郭声琨・中央政法委員会書記と会談した […]
中国共産党のナンバー3、栗戦書・全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員長は7~10日の日程でロシアを訪 […]
中国政府が掲げる広域経済圏構想「一帯一路」は近年、世界経済の減速と、参加国の債務急増に対する国際社会の批判が原 […]
ロシアが9月1〜7日まで極東地域で実施する大規模軍事演習「ボストーク(東方)2022」には、中国やインドなど1 […]