米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者は中国再進出を果たすために、これまで数回中国を訪問した。(Justin Sullivan/Getty Images)

フェイスブック中国事業幹部離職、中国再進出がとん挫=WSJ紙

世界ソーシャル・ネットワーキング・サービス最大手、フェイスブックの中国事業責任者の王黎氏が昨年末に離職したことが明らかになった。現在、同業界の「リンクトイン(LinkedIn)」の元幹部である率鵬氏が、王氏の後任としてフェイスブック中国事業のトップを務めている。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が22日報じた。

同報道によると、王黎氏は昨年末に辞職した。王氏は個人的な理由で、米国への帰国を希望したという。

中国国内メディア「捜狐網」などの報道によると、現在、王黎氏はすでに米国に帰化している。中国出身の王氏は米半導体メーカー・インテル社の中国子会社で10数年勤務していた。2014年、フェイスブックに入社した王氏はおもに同社と中国当局高官との人脈構築に力を入れてきた。16年3月、同社のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)と王黎氏はともに、当時中国最高指導部「チャイナ・セブン」の一人、劉雲山氏と会談を行った。

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