中国当局、孫政才氏を収賄罪で起訴 「政治的野心が膨張」
中国の最高人民検察院はこのほど、孫政才・前重慶市党委員会(党委)書記(54)をめぐる汚職事件の捜査が終了し、身柄を天津市人民検察院に移送すると明らかにした。天津市人民検察院第一分院は13日、孫氏を収賄罪で起訴した。
天津市検察当局の起訴状では、孫氏が2002年から昨年までの15年間に、北京市順義区党委書記、北京市党委常務委員、農業部部長、吉林省党委書記、中央政治局委員、重慶市党委書記などの職務に在任中、職権濫用して「第三者に便宜を図り、その見返として巨額の金品を違法に受け取った」とし、刑事責任を追及すべきだとした。今後、同市第一中級人民法院(地裁)で、孫氏に対する公判を行う。
しかし、中国当局はこれまで、孫政才氏が収賄した金額について明言していない。
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