箒(ほうき)のお話
私の大叔父さんは本をいっぱい読んでおり、話がとてもじょうずだった。大叔父さんの話はとてもおもしろく、天文、地理、歴史、人生体験など、すべてが話の題材となった。
私の祖父が早くに亡くなったからだろうか、大叔父さんは父にとても厳しかった。幼いころ、大叔父さんが家に来るたびに、父に厳しく教え諭していたのを、今でも覚えている。そのとき父は、いつも大叔父さんのそばに礼儀正しく立ち、大叔父さんの説教をかしこまって聴いていた。私もそばで、分かったような分からないような顔で、うなづいたものであった。すると大叔父さんは、私のほうを向き、にこっとして、「後で私がお話をしてあげよう」と言った。
こんなふうにして、私は大叔父さんの話を聞きながら大きくなった。私がまだ中学生だったある日、大叔父さんは、私を近くに呼び寄せると、まじめな顔で私に、「お前ももう大きくなったから、特別な話をしてあげよう」と言った。私は、わくわくしながらも何か恐ろしいような気持ちで、大叔父さんの話に耳を傾けた。
関連記事
ハーブは飾りではなく、栄養豊かな「食材」にもなります。ペルシャ料理に学ぶ、抗酸化物質とポリフェノールを毎日の食事で増やす工夫を紹介します
小さなランタナは、互いに争わず、それぞれの時に咲く。人と比べず、自分の色と出番を信じて生きることの美しさを見つめます
ナスは油を吸うだけの野菜ではありません。紫の皮の抗酸化成分、血圧・血糖・腸との関係、栄養を生かす調理と保存のコツを解説します
「体調が悪いのに検査では異常なし」と言われた経験はありませんか?代謝の乱れが原因かもしれません。医師が勧める6つのエクササイズで体の内側から整えましょう
玉ねぎは生がいい?加熱がいい? 栄養を生かす食べ方、紫玉ねぎと白玉ねぎの違い、胃腸にやさしい調理法を紹介します