高血圧治療薬、中国製原料に発がん物質 日本など8カ国が自主回収

欧州薬品管理局(EMA)が5日、中国製薬会社の華海薬業が生産したバルサルタンに、発がん物質のN―ニトロソジメチルアミンが混入されていると発表した。バルサルタンは、高血圧の治療薬の原薬だ。

ドイツ、イタリアなど欧州5カ国と韓国、台湾、日本では、同関連医薬品の自主回収が相次いだ。

国際がん研究機関(IARC)は、N―ニトロソジメチルアミンの発がんリスクについて、グループ2A(ヒトに対して恐らく発がん性のある)に分類している。

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