欠陥品
どうして事故頻発?中国機J-15、専門家「飛ばない試作機の改造だから」
中国人民解放軍の艦上戦闘機・殲(セン)15は、欠陥による墜落事故を頻発させている。ロシアの専門家は、中国が、ロシア戦闘機の安価な試作機をウクライナを経由して購入し、これをベースに開発した模造品であるためだと指摘した。同時に、中国軍は時間と費用をかけて信頼できる艦上機を製造するだろうと分析している。
香港英字紙サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)は7月5日、中国軍の関係筋の話として、殲15(J-15)は操縦系統に欠陥があるため、新たに次世代艦隊機の開発に着手していると報じた。同紙によると、これまで殲15の墜落事故は少なくとも4回起きたという。
中国初の空母「遼寧」は、中国が旧ソ連開発の未完成の中古空母「ヴァリャーグ」をウクライナから買い取り再建造したもの。この空母建造計画に合わせて開発されたのが、艦上戦闘機・殲15だ。
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