フェイスブック中国子会社、一週間足らずで登記抹消
中国の工業・商業登記によると、世界最大SNSフェイスブック(Facebook)は7月18日に杭州西湖に子会社を設立した。しかし、中国インターネット管理当局はこれを認めず、25日までに会社の登記を取り消した。
削除前にインターネットで確認できた会社情報によると、子会社の名前は「瞼書技術杭州株式会社」(注:瞼書はフェイスブックの中国語訳)で、資本金は3000万ドル(約30億円)、張京梅という人物が代表取締役を務める。
事業内容は、「ネットワーク情報技術の技術開発、技術アドバイス、投資コンサル、イベント運営、文化芸術組織運営」などで、フェイスブック香港支社が同社の全株式を保有している。25日までに、この会社情報は登録一覧から抹消されている。フェイスブックは公式に、中国子会社の登記および取り消しについても公式発表していない。
関連記事
専門家は、交流サイト(SNS)世界最大手の米フェイスブックの中国市場参入に際して、世界中の利用者の個人情報が中国国家安全当局に把握されるだろうと警告している。米誌「フォーリン・ポリシー」が11月28日報じた。
中国政府は国内でフェイスブックの閲覧を禁止する一方、国外ではプロパガンダのためフェイスブックを大活用している。ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。
世界ソーシャル・ネットワーキング・サービス最大手、フェイスブックの中国事業責任者の王黎女史が昨年末に離職したことが明らかになった。現在、同業界の「リンクトイン(LinkedIn)」の元幹部である率鵬氏が、王氏の後任としてフェイスブック中国事業のトップを務めている。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が22日報じた。