「最も好きな国は台湾」発言の台湾人気女優が謝罪 圧力か
「最も好きな国は台湾」と発言した台湾の人気女優ヴィヴィアン・ソン(宋芸樺) が8月2日、「私は中国人だ」とウェイボ(微博)に投稿し、中台間で波紋を広げている。近年、台湾人としてのアイデンディティを示すことで、中国から激しいバッシングを受けた芸能人は少なくない。
1992年生まれのヴィヴィアン・ソンは、映画「我的少女時代」(私の少女時代-OUR TIMES-)で第52回台湾金馬奨最優秀出演女優賞にノミネートされるなど近年、活躍を見せている。ヴィヴィアンがこのほど出演した中国の映画「西虹市首富」が公開されてわずか1週間で、興行収入は15億人民元(約244億円)に達した。
しかし、ヴィヴィアンの3年前の発言が問題視された。2015年、台湾番組「一問一答」のインタビューで、「最も好きな国」の問いに対して、即座に「台湾」と返答した映像は中国のネットユーザーに掘り起こされた。中国のネットユーザーが「里に帰れ」や「台湾独立支持派」と罵倒・攻撃のコメントがウェイボ(微博)に殺到した。
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