オランダの半導体大手ASML社(EMMANUEL DUNAND/AFP/Getty Images)

半導体大手の蘭ASML社、中国人技術者の開発関与に「米政府の許可が必要」

欧米各国が中国当局による技術窃盗への警戒感を強めるなか、半導体露光装置世界最大手、オランダのASMLが、中国出身者の採用をしないことが取り沙汰された。同社は声明で否定した。しかし、独自の技術開発に関して、米政府からの許可がなければ、中国出身技術者の関わりは「むずかしい」と示した。米ラジオ・フリー・アジア(RFA)が24日伝えた。

オランダの大学院に留学中の中国人学生は22日、中国版Twitter(微博)に、同国で就職活動を行った際、ASMLに拒否されたと書き込んだ。この投稿によると、ASMLがこの学生に送った通知書で、「米政府の圧力で、中国出身者を雇用しないことを決めた」との旨を伝えた。この投稿に国内外から関心が寄せられた。

ASMLは24日、RFAの取材に対して、人材採用に関して「国籍の制限はない」「現在も将来も、条件に適応する中国籍学生などを雇用する」との声明を公表した。

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