ザンビアの大統領エドガー・ルング氏は9月15日、中国航空工業集団の社員と握手を交わす(DAWOOD SALIM/AFP/Getty Images)
一帯一路

ザンビアで反中デモ 中国融資が経済を圧迫

南アフリカの国・ザンビアの首都ルサカで9月24日、反中国デモが発生した。現地紙サンデイ・タイムスによると、デモ参加者は、中国共産党の影響力が国内で広がるだけでなく、過剰な融資が国の脆弱(ぜいじゃく)な経済をさらに悪化させることに懸念を抱いている。

「ザンビアにおける中国の影響と腐敗を、国際社会に注目してもらいたい」デモ参加者のルククさんは、「#Sayno2China(中国にノーと言おう)」と書かれたTシャツを着て、デモに参加したと同紙に答えた。

中国はザンビアの主要な出資国であり、インフラの入札は中国企業が請け負う。空港、道路、工場建設、警察署に至るまで、中国の融資で建設されている。

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ザンビア財務省が7日に発表した最新統計によると、同国の中国の債権者に対する債務は6月末時点で60億ドルを超えた。多くの発展途上国は、中国共産党政権から多額の融資を返済できなくなる「債務の罠」に陥っている。
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